再び、木造の話

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京都とか奈良にいって、古いお寺を眺めた時に、建てられた時代によって、随分と木材の太さが違うのに、気付かれたことは、あるでしょうか?
概ね、古い時代のものほど、太い木材を使っています(勿論、建物の規模にもよりますが...)。
塔の軒裏などを見ると、その違いが結構はっきりと確認することができます。「でかい材料使っているな~」と思わせるのは、やはり最古の木造建築物である法隆寺でしょう。木材が太く、そのかわり組み合わせる材料が少なく、非常にスッキリした感じがします。
その後の薬師寺あたりになってくると、材料が細くなり、苦労して部材を組み合わせている様子がうかがえます。もっと後の時代になってくると、その組み合わせ方も簡略化し、それはそれでスッキリ見えてきます。
奈良時代や平安時代に比べて、現在は、もっと木材が細くなっています。そりゃそうですよね、そんな太い木は、もう日本では入手できないですもんね。法隆寺の木材なんて、樹齢1000年以上といわれています。そりゃ...無理です。
ですから、現代の木造は、細い木材を上手に組み合わせて、建物を作ることになります。いかに、組み合わせの部分の力の流れをスムースにするかが、大切なポイントになってくるわけです。
最近では、構造用集成材というのがあります。幾つかの木材を接着剤で貼りあわせて、太い一本の木材にしたものです。木造の良い面を継承しつつ、シンプルな構造が組めて、なかなか面白い存在です。これからもっと増えてくるとおもいます。
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