木造住宅の木材

木材って、本当によくできた建築材料だと思います。軽くて、強くて、加工しやすくて...燃えることと腐ることには気をつけなければなりませんが...。木造建築は、その木の樹齢分はもつ...といわれています。法隆寺は、1000年以上たっていますが、やはり樹齢1000年以上の木材を使っています。
木造住宅でよくつかわれるヒノキの許容応力度は、圧縮で70kg/cm2、引張りで55kg/cm2、曲げで90kg/cm2、せん断は弱いので7kg/cm2です。コンクリートが圧縮が180kg/cm2ぐらいですから、重量のわりに結構な力持ちというわけです。
こうした木造建築のよさも、その材料をちゃんと見極めておかなければなりません。
節(フシ)の有る無しも関係ありますが、それ以上に大事なのは、乾燥度です。含水率18%が目安なのですが、これがなかなか....というわけです(木材を普通に乾燥させた状態だと30%ぐらい)。 ですから、材木の置いてあるところ(材木屋さんとか...)まで行って、乾燥状態を計ります。設計事務所が関わっていると、こういうところまでチェックします。
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