本体工事以外にかかる費用

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一般的に使われている「坪当たりいくら...」という考え方は、工事費用の全体を表わしているとはいえません。坪単価は通常、本体工事費を表しているもので、これにはカーテンや家具、暖房・エアコン機器、その他の諸費用等は含まれてません。

 

本体工事費以外にかかる費用を考慮した上で、余裕をもった資金計画たてる必要があります。

 


■総費用について

 

総費用は、本体工事費、別途工事費、諸費用の3種類に分けられます。前述の「坪当たりいくら...」という坪単価というのは、本体工事費を延床面積で割った単価です。この坪単価だけで予算計画を行うと、別途工事費や諸費用の分が足りなくなり、大幅な変更が必要になったりします。変更が可能な場合はまだよい方で、場合によってはどうにもならず、予算を増額する...ということもあります。きちんと総予算を把握しておくことは重要です。

 

■総費用の内訳

 

本体工事費 総費用の約7割 仮設工事、地業・基礎工事、木工事、屋根・板金工事、左官・吹き付け工事、タイル・石工事、塗装工事、内装工事、外部建具工事、内部建具工事、給排水衛生工事、電気工事、ガス工事、雑工事(断熱工事、防蟻処理工事、防水工事他)など
別途工事費 総費用の約1.5~2割 解体工事費、敷地調査費、地盤調査費、家屋調査費、地盤改良費、ガス・給排水引き込み工事費、電話工事費、冷暖房工事費、特注家具工事費、照明器具、カーテン、置き家具、外構工事費、造園工事費など
諸費用 総費用の約1割 仮住まい家賃、引っ越し費用、祭事費、設計監理費、諸手続費など

 


■別途工事費の解説

 

解体工事費 解体工事費は、木造住宅の場合で約坪3万円、鉄筋コンクリート造住宅で坪8万円が目安。敷地の形状や隣接する道路の状況によって、別経費が掛かる場合があります。
敷地調査費 正確な敷地測量図がない場合は行います。
地盤調査費 敷地の地盤の地耐力や地質などを調べるもので、地盤改良の必要性や基礎の設計、建物自体の構造を決定するのに必要です。
家屋調査費 工事が近隣に影響を与える可能性がある場合、近隣家屋の状態を調査し、証拠写真などの記録を取っておきます。
地盤改良費 良好地盤の場合は必要のない工事費です。良好でない地盤に対して、杭打ちなどしたりします。地盤が悪いほど地盤改良費は高くなります。
ガス・給排水引き込み工事費 本管から敷地内への引き込み工事は、自治体や市町村ごとの指定施工店制度により、指定業者が行います。本体工事費ではなく別途工事費として計上されます。
電話工事費 移設費、電話機代が含まれます。
冷暖房工事費 配管用スリーブ、インサート、専用コンセントの工事費までが本体工事費に含まれており、別途工事費には冷暖房機器代、取り付け費、その他特殊な空調機器(床暖房や換気システム等)の費用が計上されます。
特注家具工事費 作りつけ収納や本棚などを特注で作る場合の工事費です。大きさ、形状、仕上げ材や金物のグレードによって工事費が変わってきます。
照明器具工事費 照明用配線や取り付け費、スイッチ工事費までが本体工事費に含まれており、別途工事費には照明器具代が計上されます。
カーテン工事費 カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、アコーディオンドアなどの商品代と取り付け費です。窓の大きさと個数、生地のグレード、加工方法、装飾のレベルによってコストが変わってきます。
家具購入費 ソファやダイニングテーブル、ベッド、机などの置き家具の商品代です。
外構工事費 門扉、塀、フェンス、敷石、カーポート、物置などの工事費です。敷地の広さや形状、工事のレベルによって工事費が変わってきます。
造園工事費 植栽、芝張り、飛び石などの工事費です。一般の住宅であれば、坪3~5万円が目安です。

 


■諸費用の解説

 

仮住まい家賃 解体から竣工までの期間の仮住まい費用です(敷金+礼金+仲介手数料+家賃×工事期間)。仮住まいに家財道具が入りきれない場合は、保管用倉庫を借りることになるため、その分の費用が加算されます。
引っ越し費用 建て替えや二世帯住宅の場合は、2回分もしくは2家族分の引っ越し費用が必要となります。
祭事費 地鎮祭に掛かる費用は、神主への謝礼と供物代となります。建物規模等の諸条件によっても異なりますが4~5万円前後が目安となります。上棟式に掛かる費用は、施工に携わる方々へのご祝儀や、式の際の飲食代となり、10~20万円前後が目安です。
設計監理料 設計事務所に設計・監理料として支払う費用です。事務所ごとに算出方法が異なりますが、本体工事費に別途工事費の中の設計作業が発生する工事費(特注家具工事・外構工事・造園工事など)を加えた額の8~15%が目安となります。
諸手続費用 ・確認申請手数料 建物が法令に適合しているかどうか、確認を受けるための申請費用です。
・契約の際の印紙代 契約書に記載の工事費に乗じて決められます。
・登録免許税 建物表示登記手数料と所有権保存手数料。建物の規模や評価額によって異なります。
・不動産取得税 竣工後は登記費用と税金を合わせて、約50~60万円は用意しておく必要があります。詳しいことは役所の窓口で相談して下さい。
その他 ・近隣への挨拶費 着工前と上棟時、竣工後の3回、近隣への挨拶廻りのための手土産代です。
・現場お茶菓子代 施工中の現場を施主が訪れる際、工事に携わる方々に持っていくお茶菓子代など。

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