携帯電話とインターネット

携帯電話など、もうめずらしくもない存在だが、さすがに4人一度に、電話で話している光景を見ると、少々妙な気分になる。正面から2人、左右に一人づつ。それも年齢層がバラバラで、正面手前は、(家族にかえるコールをしているであろう)中年男性。正面奥は、(友だちと話しているであろう)女子高校生。右手には、(待ち合わせをしているであろう)20代前半の男性。そして左手からは、スーパーの袋を下げた中年の女性。

ここ御器所(ごきそ)は、名古屋の中心に比較的近いが、ビジネス街ではない。それぞれの私生活を営む人々が、それぞれの使い方をしているという光景なのではあるが....

以前、ある人が、アメリカ人のコミュニケーションはグローバル性を持ち、日本人のコミュニケーションはパーソナル性を持っていると言い、その例として、アメリカでのインターネットの普及率と、日本での携帯電話の普及率を比較しながらあげていたが、こうした光景を見ると、そのことを、実感せざるをえない。

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