シタール演奏会

今日は、シタールの演奏会に誘われたので、ちょっと見てきました。

シタールというのは、インドの弦楽器で、僕達の世代ですと、「ビートルズ」のジョージ・ハリスンが演奏したことで有名なんですが...(若い人は、知らないかもしれませんが)

全部で18本の弦があって、そのうち12本は、共鳴用です(指で弾いたりせず、他の弾かれる6本の弦の音に共鳴して、一種のエコーのように音を引き延ばしていきます)。残りの6本の内、メロディーを奏でるリードの弦は、一番下の1本だけで、5本は、メロディーに合わせてかき鳴らされます。

結構、複雑な構造らしく、弦楽器の原形として世界に伝搬していって、日本の琵琶なども、これがルーツなどといわれているそうなのですが、伝搬地のものは、シンプルな構造となってしまったようです(琵琶は、5本の弦となってしまっている)。

また、弦に役割を持たせるといった考え方など、カースト制との関係を感じさせたりして、インドらしいのかな~などと思ったりもしました。

 楽器は、社会と歴史の具現物?

ちなみに、実際の演奏は、ビートルズのイメージとは、随分違ったもので、もっとナチュラルな印象を受けました。

演奏者の石原氏は、ネパールにおいての「エベレスト街道水道工事基金」の代表をされていて、募金を求めています。その主旨に賛同される方は、ご協力をお願いします。
くわしい内容に関しては、このページをご覧下さい。
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*2002年リンク閉鎖

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