今日は、設計を完了したH氏邸の地鎮祭でした。
地鎮祭(じちんさい)は、「とこ しずめ の まつり」とも言われるように、文字通り、その土地の神様に土地の利用の許可を得て、工事の無事、家族の繁栄をお願いするもの。
(暑すぎるほどの)好天に恵まれて、気の利いた神主さんの解説に頷きながら、頭を深く垂れてきました。
製図を教える度に話すことなのだが、図面を描くということは、こちらに、相手とコミュニケーションをとる意志があることを示すことに他ならない。相手とは、クライアントであったり、協力者であったり、施工者であったり、その状況に応じて様々で、求められる図面の内容・質も異なってくるのだが、いずれにしても、こちらの意図を分かってね...という気持ちが無ければ、意味が無い。 現場打ち合わせで、杭芯の確認を行った。 工務店が描いてきたきた施工図をチェック。敷地ギリギリに建てるため、こちらは、ディテールなどもかなりシビアな要求をしている。工務店のディテールは、オーソドックスで無理のないものとなっている。でも、こちらの意図を反映しきったものとなってはいない。ここからはじまるのだ。 地鎮祭が終わり、いよいよ工事が始まる。 |