YouTubeに「大きなテーブルのある家」のビデオを投稿

「大きなテーブルのある家」の動画も、YouTubeにアップロードしました。

以前のものはこちら。。。

「大きなテーブルのある家」のスライドショー


名古屋の住宅建築設計事務所、スタジオ・イカルスが、「家族の心を育む住まい」をテーマに提案した「大きなテーブルのある家」です。狭い敷地を逆手に取って、家族生活のほとんどをこなしてしまう大きなテーブルを配しています。大きなベランダは隣家の親世帯との団らんの場として使われると同時に、相互の家族の距離感を明確にする役割も果たしています。屋上は、個人が物思いに耽る場です。
http://www.icals.net/
http://icals.blog.so-net.ne.jp/
http://web.me.com/dodoche/icals/

2年点検/大きなテーブルのある家

「大きなテーブルのある家」の2年点検でした。
大切に使っていただいていて、竣工から2年経ったとは思えないほどきれいでした。
点検結果も大きな問題となる所はなく、後日、工務店さんの方で補修してもらうことになりました。
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中学生になった子供さんが、今でも2階の大きなテーブルで勉強をしていて、夜遅く帰って来るお父さんはテレビを遠慮しているそうです。
ほのぼのとした家族の風景が垣間見れて、楽しい一時でした。
白い器や緑の植物が、テーブルの色によく合っていました。
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携帯カメラで、発色がよくないのが残念。

現代日本の建築 3

IMG_2548.JPG「現代日本の建築 3 (ART BOX IN JAPAN)」に、「大きなテーブルのある家」が掲載されています。各地の美術館等に所蔵されているそうです。機会があったらご覧ください。
現代日本の建築 3 ART BOX IN JAPAN

竣工1年、1年点検

「大きなテーブルのある家」が竣工1年を迎え、1年点検に行ってきました。重大なトラブルとなるようなところはなく、一安心でした。
竣工後の建物を見に行くのは、楽しみでもあり、不安でもあります。どの様に家族に馴染んでいるか? 設計段階の想定に間違いはなかったか? なにより、この住まいでの生活を楽しんでいてくれているか?
大きなテーブルは、子供の友達が集う場になっているそうです。そんな時お母さんは、ベランダの椅子に腰掛け新聞や本を読みながら、子供たちの様子を見ていたのだそうです。
子供の夏休みのレポートの制作に、大きなテーブルは、資料置き場として役立ったことも話してくれました。
勉強は、このテーブルの上で行っているそうです。お父さんが、夜遅く帰ってきて食事をしている時も、隣で勉強をしているとか...その時、お父さんはテレビを見ることはできませんが...。
ベランダを使って、バーベキューを、この1年で数回行ったそうです。子供の友達を招いてのバーベキューもあったようです。
ベランダを介しての隣家とのやり取りも、十分行われているみたいです。
そして、なにより、とてもきれいに使われていて、竣工後、1年の歳月があったことが嘘みたいでした。窓ガラスは毎週みがかれ、デッキの塗装も2回されたそうです。
勿論、全てにおいて完璧...という家ではありません。欠点もあります。やむを得なく、そうせざるを得なかった部分もあります。でも、その欠点を十分に理解した上で、楽しみながら生活していてくれることがとても嬉しかったです。
私は、お施主さんに恵まれています。

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大きなテーブルのある家 計画(模型)

大きなテーブルのある家 計画(模型)
「大きなテーブルのある家」の初期段階の模型です。部分的な変更はなされていきますが、大きな考え方はこのままで完成に向かいます。
クライアント(3人家族)は、もともと隣の3階建ての住宅に親世帯と共に住んでいましたが、隣地が空いたことから、そこに新しく家を建て、そちらに移ることになりました。
これまでの5人での家族の関係が、こうしたハード面の変更によって崩れること無く、逆に、適度な距離感を加えることで、今まで以上の関係を築いていけるように配慮しました。
■模型も既設の建物と新築の建物との関係を考察するのに役に立ちます。(南)
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■2つの建物の間にベランダをとることで、絶妙の距離感が生まれると考えました。
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■大きなベランダのある西面は、既設建物側に。
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■逆に、東の隣地側には、開口を設けません。模型では、開口がありますが、実際の建物には開口も換気口もありません。(南東/北東)
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■1階は、北側の裏口から親世帯の住む既設建物に連絡していて、将来の介護への配慮もしています。(左下が北)
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■2階の特徴は既設建物との間にあるベランダと、広間(居間/キッチン)の長さ5mのテーブル。
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■3階には個室。子供室は階段ホールに対して開放することができます。
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ボーリング地盤調査

ボーリング地盤調査
住宅の場合、地盤調査方法としてサウンディング方式が多いのかもしれないが、多少コストは掛かる方法であるが、ボーリングによる地盤調査を行っている。
敷地が狭く、地形的に特殊な要因が無ければ、中央1カ所のボーリングで良く、実はコストもさほど高くならない。
あとやっぱり、目に見えない部分を、実際に見てみるというのは、納得できる。
ボーリングのセッティング
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矢倉を建てます
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作業開始
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地中10mほど、細長い穴を開けていきます
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地質サンプリングのためのケース。この中に、地層ごとの土砂を入れていきます。
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矢倉の全体像
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地層の土砂をサンプリングしているところ
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