風の生まれる家

「風の生まれる家」が完成しました。

この住宅は、名前の通り「風」を意識してデザインしています。

「風」は、空気の流れを表す言葉ですが、
いろいろな慣用的な表現でも使用されています。

ちょっと思い浮かべるだけでも、

風通しがいい
風向きが変わる
風上に置けない
肩で風を切る

などなど….
目に見えないものを表現する言葉である「風」は、
形に表すことのできないその場の雰囲気や感覚を言い表してくれます。

古今和歌集に
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」
という藤原敏行(ふじわらのとしゆき)があります。

「秋立つ日、よめる」とあるので立秋に読んだのでしょうが、
一瞬吹いた風に、世の変化を象徴する役割が、与えられています。

「風の生まれる家」には、そうした目に見えない感覚を、目に見える住宅として表してみたいと思いました。

足場がとれました。

「風の生まれる家」の足場がとれました。

光と風の通り道。

階段吹き抜け

階段

寝室

寝室吹き抜け

今日の現場をパノラマで

クリックするとパノラマ写真が開きます。

小屋(2階吹き抜け)

2階

1階

いろいろな角度から…

吹き抜けの高窓

デッキプレートの庇

足場のある内部の様子

内部の足場は、今しばらく外せません。

もう少し仕上がってから外します。

大きな吹き抜けがあるので、足場の処理には難しいものがあります。

吹き抜けの一番上の部分です。仮の床のように見える足場は外され、
正面のガラスブロックは、8mの吹き抜けので上下に連続します。

これも仮の床です。内部を仕上げたら外します。

足場の背後に見え隠れする鉄骨階段。。。仕上がったら、全然違う印象になると思います。

今だけの景色

「風の生まれる家」の工事は順調に進んでいます。

まもなく外部の足場も外れそうです。

そこで今だけの見ることのできる景色を幾つか…

外部足場から小屋の北側の窓を覗いたところです。これは足場がなければ見ることはできません。作業用の明かりが、いい味を出しています。

窓の周囲は、こんな感じです。壁は仕上げ前の状態ですが、それがかえって、”もの”を強くイメージさせているようでもあります。

吹き抜けの小屋の窓と2階の窓の関係。足場がフレームの役割をしていて、面白い景色です。

一方の南側…。シートが張られていて、建物の外観の様子ははっきりしませんが、逆に、シートに覆われた形態の面白さが感じられます。

吹き抜け部分の様子

吹き抜け部分の様子です。

工事用の床がありますが、大部分は取り外され、吹き抜け空間となります。

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これもパノラマで見ることができます。

2階の様子

2階の様子です。

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2階の様子もパノラマで!

1階の床が張られました。

床が張られて、雰囲気がつかめるようになってきたのではないでしょうか?

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1階がパノラマで見れます

今日の現場

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雨の祝日。それでも現場は動いている。

ご苦労様です。ありがとうございます。