泥んこで帰れる家

大きなワンルーム・大きな吹抜け –

名古屋市郊外の12m×20mの住宅造成地での新築工事。

友達と集まって、わいわいガヤガヤするのが好きだということで、居間を「わいわいガヤガヤ」スペースとしました。バトミントンができる吹き抜けです。1階はほとんどワンルーム(40畳ぐらい)で、その内の約半分が吹き抜けです。引き戸を使用しているので、「玄関-居間-ダイニング-キッチン-ユーティリティー-脱衣-風呂-中庭」まで扉にふれることなく移動できます。

– サニタリーエリアに直接アクセス –

駐車スペースから中庭に入る勝手口があり、趣味のカヌーやキャンプからの帰りは家を汚すことなく中庭から浴室へ直行できます。

吹き抜けが多いため、暖房には温水式床暖房を採用しています。

プランはL型。道路側からは、プライバシーを保護することを第一としています。Lの折れ曲がり部分に中庭がありますが、道路側からも近くのビルからも覗けないようにしてあります。

外観写真の2階中央右手の窪みは、玄関とトイレのトップライト。右手が、アプローチ。

全体の外観
道路側から見ると開口が制限され、閉じられた印象を受ける。右側に玄関。中央やや左の飛び出した塀の部分は、浴室・家事室を囲んだ中庭となっている。駐車場側に勝手口があり、泥んこのまま浴室に直行できる。

a. 玄関
道路から長めのアプローチを経て奥まった所にある。ドアの周囲はガラス。庇もガラス製で、支えている角材は室内に繋がり、連続感がある。

b. 玄関内側上部
庇に使われていた角材が、このような形で連続している。左側にトップライト。明るい玄関。

c. 居間
右手が玄関。20畳の吹き抜け。床暖房システムを採用。床材はグレーのモンチナ(ゴム製床材)。右手が玄関。

e. 居間から玄関を見る
濃いグレーに塗られた構造材がアクセント。右側に階段の踊場があり、玄関の様子を窺うことができる。

f. トイレ
階段下のトイレだが、トップライトを取ることで明るく、狭さを感じない。

g. トイレのトップライト
ブラインドが組み込まれている。