環境と人間

専門学校の1年生の最終課題として「人間と環境」というテーマのレポート提出を求めています。自分が今まで影響を受けたであろう環境を思い起こし、その中から自分なりのテーマを探り当てることからスタートしました。ここでの「環境」というのはとても広い意味で捕らえることにしていて、いわゆる「環境問題」といった場合の「環境」に限定していません。

したがって、ある学生は「父親を強く感じさせてくれた仕事場」をテーマとし、ある学生は「ペットが自分に与えてくれたもの」をテーマとするなど、意識の持ち方は様々です。

学生の話などをいろいろ聞いていると、結構自然環境に恵まれている学生がいることに驚きました。沖縄の海で7m素潜りをしていた海人(ウミンチュ)の孫娘とか、ミニ・ムツゴロウ王国さながら、動物に囲まれていた女の子とか...。話を聞いているこちらも、ワクワクしてきます。そういえば彼女達は、「環境問題」をテーマにした授業なんかにも、敏感に反応していました。

都会で育った大人たち(私を含めて...)よりも、はるかにダイナミックに環境のことを考えてくれそうで、なんかホッとするものがありました。

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