昨日、駅の話をしましたが、駅と言えば...ヨーロッパの駅は、日本とは随分違いますよね。
一つの街に「北駅」とか「東駅」とかあって、
それぞれが、それぞれの方角に向かって線路をのばしていく...ターミナル駅ですよね。
勿論そういうスタイルではなく、日本のような通過駅スタイルのところもありますが...。
こういうことからも、街の作り方の意識の違いが感じられませんか?
便利なのは、通過スタイルなのでしょうが、ターミナルスタイルの方が、
生活と共に鉄道が発達してきた...既成の町並みを崩すことなく、鉄道を設置すると、
こうなるのでは...という感じがします。
日本の鉄道は、それ以前の街を避けるようにして通過スタイルを採っていますから、
新しい街が、鉄道駅周辺に作られてきました。それとともに、旧い市街地は寂れ、
街の中心は移動します。
ヨーロッパでは、街並を意識した鉄道設置が行われてきたということでしょうか...
城壁都市においての門と同じような感覚で、鉄道駅を周囲に配し、内と外を明確にした街づくり...
それは、利便性よりも人間の心理に忠実な街づくりなのではないでしょうか...。
それは、ヨーロッパに、「駅」を舞台とした映画が多い理由には、ならないでしょうか?