竣工1年、1年点検

「大きなテーブルのある家」が竣工1年を迎え、1年点検に行ってきました。重大なトラブルとなるようなところはなく、一安心でした。
竣工後の建物を見に行くのは、楽しみでもあり、不安でもあります。どの様に家族に馴染んでいるか? 設計段階の想定に間違いはなかったか? なにより、この住まいでの生活を楽しんでいてくれているか?
大きなテーブルは、子供の友達が集う場になっているそうです。そんな時お母さんは、ベランダの椅子に腰掛け新聞や本を読みながら、子供たちの様子を見ていたのだそうです。
子供の夏休みのレポートの制作に、大きなテーブルは、資料置き場として役立ったことも話してくれました。
勉強は、このテーブルの上で行っているそうです。お父さんが、夜遅く帰ってきて食事をしている時も、隣で勉強をしているとか...その時、お父さんはテレビを見ることはできませんが...。
ベランダを使って、バーベキューを、この1年で数回行ったそうです。子供の友達を招いてのバーベキューもあったようです。
ベランダを介しての隣家とのやり取りも、十分行われているみたいです。
そして、なにより、とてもきれいに使われていて、竣工後、1年の歳月があったことが嘘みたいでした。窓ガラスは毎週みがかれ、デッキの塗装も2回されたそうです。
勿論、全てにおいて完璧...という家ではありません。欠点もあります。やむを得なく、そうせざるを得なかった部分もあります。でも、その欠点を十分に理解した上で、楽しみながら生活していてくれることがとても嬉しかったです。
私は、お施主さんに恵まれています。

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