大きなテーブルのある家 計画(模型)
「大きなテーブルのある家」の初期段階の模型です。部分的な変更はなされていきますが、大きな考え方はこのままで完成に向かいます。
クライアント(3人家族)は、もともと隣の3階建ての住宅に親世帯と共に住んでいましたが、隣地が空いたことから、そこに新しく家を建て、そちらに移ることになりました。
これまでの5人での家族の関係が、こうしたハード面の変更によって崩れること無く、逆に、適度な距離感を加えることで、今まで以上の関係を築いていけるように配慮しました。
■模型も既設の建物と新築の建物との関係を考察するのに役に立ちます。(南)
■2つの建物の間にベランダをとることで、絶妙の距離感が生まれると考えました。
■大きなベランダのある西面は、既設建物側に。
■逆に、東の隣地側には、開口を設けません。模型では、開口がありますが、実際の建物には開口も換気口もありません。(南東/北東)
■1階は、北側の裏口から親世帯の住む既設建物に連絡していて、将来の介護への配慮もしています。(左下が北)
■2階の特徴は既設建物との間にあるベランダと、広間(居間/キッチン)の長さ5mのテーブル。
■3階には個室。子供室は階段ホールに対して開放することができます。
![]()

スタジオ・イカルスのサイト
今の時代、心を使う代わりに物やお金で解決しようとしてしまうことが多いのではないでしょうか。便利になれば、人間関係が希薄になるのは当然です。
至るところに神が潜んでいた時代のことを考えると、今はなんとも神様の隠れ場所が無くなっています。(神様に代わって人が潜む、物騒な世の中になってしまいました。)
「home」には、「故郷」という意味もあります。「うさぎ追いし..」 で始まるあの歌では、歌詞の1番で故郷の自然を懐かしみ、2番で故郷の人々を思い浮かべています。つまり故郷には「空間」と「人間(社会)」の両方が関係してい て、当然、過去を思っているわけですから、「時間」というものも関係しています。
家族の有り様は、その家族ごとに異なります。(あたりまえですよね。)では、なぜその住まいは、似たような間取りや同じぐらいの広さのリビング...なのでしょう。その家族の有り様が、住まいにあまり反映されていないのが、今の日本の住まい方ということなのでしょうか?